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新オートレム方式の基本運転仕様書

「OUTOREM-Ⅱ型」運転要領については、下記要領に基づき運転管理を行うこととする。

1.原料受入

固体性原料

  1. 固形原料槽に200kg投入実施
    • 10kg容器にて順次投入する。
    • 投入木質系原料の大きさは最大直径20mm×長さ1,000mmとする。

液体性及び汚泥等原料

  1. 液体・汚泥原料槽に200kg投入実施
    • 10kg容器にて順次投入する。
    • 液体性原料での包装容器は事前に除去し、中身のみ投入とする。
    • 原料槽設置のLS上限において、その状況指示をパトライト表示にて実施する。
2.受入~粗粒機

固体性原料

  1. 投入原料は破砕機にて2~3mmの粒子に破砕の上、モーノポンプにて粗粒機に移送する。
  2. 破砕機加工での粒子調整は出口オリフィス板にて実施する。
  3. 含有水分の少ない木質系原料はモーノポンプでの移送が困難故、水補給考慮のこと。
    単独処理の場合にはモーノポンプの代わりにケースコンベアー採用対策をとる。
  4. 移送量は最大200kg/hとし、運転初期は100kg/hの移送量とし序所に処理量をアップする。
  5. 原料槽下部コンベアー及びモーノポンプの回転数をインバーターにより可変調整して移送量調整を実施する。
  6. 原料槽・破砕機及びモーノポンプの運転は連動稼動とする。モーノポンプの作動は投入部LSにて実施し、上限にてON下限にてOFFとする。

液体・汚泥性原料

  1. 投入原料はモーノポンプにて粗粒機に移送される。
  2. 移送量は最大200kg/hとし、運転初期は100kg/hの移送量とし序所に処理量をアップする。
  3. モーノポンプ作動は投入部LSにて制御し、上限にてON下限にてOFFとする。
  4. 移送量の調整はモーノポンプの回転数をインバーターにより可変調整して移送量調整を実施する。
3.粗粒機
  1. 固体性原料及び液体・汚泥性原料は投入前部にてオイルと混練され順次移送・圧縮され、出口オリフィス板より一次クッカーへ移送される。
  2. 粗粒機内部受入量はLS上限にて各投入モーノポンプの作動制御を実施する。
  3. 汚泥原料の場合にはペレット成形加工を実施する。成形加工においては原料量の約20%のオイルを成形目的で添加する。添加オイルの割合が成形具合に影響するので状況確認しながら調整のこと。
  4. 成形加工では軸回転数をインバーターにより調整し、直径6mmに対し長さ9mmを目安に回転数の調整を実施する。
  5. 粗粒機は間接加熱されるが、汚泥の成形加工においては原料温度も影響される。30℃付近まで加熱することとする。
  6. 粗粒機内部原料温度は本体設置の温度計にて確認する。
4.脱水工程

一次脱水クッカー

  1. 投入された原料の一次脱水を実施する。
  2. 脱水時間として投入より排出迄を30分とする。
  3. 投入量は最大200kg/hとし、投入部のLS上限にて粗粒機投入を制御する。
  4. クッカー内にはオイル加熱槽より媒体油を供給し、オーバーフロー油はオイル加熱槽に戻り、再加熱される。媒体油温度は常時100℃以上150℃上限になるようオイル循環量及び原料供給量を設定する。
  5. 液体原料については、クッカー出口部において、含有水分50%前後の固形状になるよう脱水時間をクッカー軸回転により調整制御する。
  6. クッカー脱水時間調整用の軸回転はインバーターにより調整する。
  7. クッカー内は真空圧50~100mmhg程度に保持する。
  8. 原料含有水分は真空設備により蒸発導引する。
  9. クッカー運転条件の媒体油温度・内部圧力・加熱源温度及び蒸発水分温度は自動記録表示し、運転中、目視含め確認する。

二次脱水クッカー

  1. 投入された原料の二次脱水を実施する。
  2. 脱水時間として投入より排出迄を30分とする。
  3. 投入量は最大200kg/hとし、投入部のLS上限にて一次クッカー投入を制御する。
  4. クッカー内にはオイル加熱槽より媒体油を供給し、オーバーフロー油はオイル加熱槽に戻り、再加熱される。媒体油温度は常時100℃以上150℃上限になるようオイル循環量及び原料供給量を設定する。
  5. クッカー脱水時間調整は上部及び下部軸の回転数を個別にインバーター制御し調整を実施する。
  6. 投入部スクリュー軸及び排出部スクリュー軸の移送調整はインバーターにより回転数調整制御を実施する。
  7. 排出部スクリュー軸では一部脱油を実施する上で負荷及び脱油状況の確認を実施する。
  8. クッカー内は真空圧50~100mmhg程度に保持する。
  9. 原料含有水分は真空設備により蒸発導引する。
  10. クッカー運転条件の媒体油温度・内部圧力・加熱源温度及び蒸発水分温度は自動記録表示し、運転中、目視含め確認する。

オイル加熱槽

  1. 油補給槽より媒体油を加熱槽上限LS迄貯油の上、間接加熱して150℃を保持する。
  2. 加熱保持された媒体油をモーノポンプより粗粒機・一次クッカー及び二次クッカーへ供給する。
  3. 媒体油移送量はモーノポンプの回転数をインバーターにて調整制御する。
  4. 加熱油の温度・内部媒体油及び内部圧力は本体設置の温度計・圧力計にて記録・確認を実施する。
  5. 内部スラッジ溜まりを考慮し、本体撹判機は常時作動とする。
  6. 内部圧力は真空圧50mmhgになるよう真空設備より導引する。

真空設備

  1. 蒸発原料水分はコンデンサーにてドレン化する。ドレン除去後真空ポンプにて真空発生実施する。
  2. コンデンサードレンはドレン抜きポンプにてコンデンサー組込LSにて作動制御する。
  3. コンデンサー冷却用としてチラー設備を作動使用する。
  4. 本真空設備は一式常時運転とする。
6.脱油工程

遠心分離機

  1. 二次クッカーより排出された脱水製品はホッパーに貯蔵する。ホッパーでは間接加熱を実施し、80℃程度に保温保持する。
  2. ホッパーより脱水製品により、汚泥成形製品は遠心分離機にて脱油を行う。他の脱水製品は遠心分離機経由せずエキスペラへ移送のうえ脱油を行う。
  3. 遠心分離機での脱油においては、遠心分離機の供給信号にてホッパースクリュー及び出口電動弁の作動を行う。
  4. ホッパーのスクリュー回転数はインバーターにて移送量調整を実施する。
  5. 遠心分離機での処理量は脱水製品故、約50kg/hにて脱油を行う。
  6. 脱油製品は遠心分離機出口にてスネコンより途中抜き出しのうえ、製品受槽に貯蔵する。
  7. 遠心分離機の運転操作は個別「遠心分離機運転要領書」により制御運転を実施する。

エキスペラ

  1. 汚泥脱水製品以外の脱水製品はホッパーより単独抜出シュートの手動弁開によりスネコン経由のうえ、ケットルからエキスペラに移送する。
  2. ケットルでは間接加熱により常時80℃に加温保持する。
  3. ケットルよりエキスペラへの供給は約50kg/hの移送量になるようケットル軸回転数をインバーターにて調整作動する。
  4. エキスペラでの脱油状況は常時製品確認しながら、出口隙間調整する。
  5. 脱油後の製品は製品受槽に貯蔵する。
  6. 脱油された油はオイルパンに貯蔵し、本体設置のLSにて抜出ポンプを作動制御し、油補給槽に移送する。
  7. オイルパンでのスラッジは上部金網フィルターに堆積される。堆積がある程度になった時点で、ケットルに手動にて戻すこととする。(本式プラントではオイルパンの全量をデカンターに移送のうえ、スラッジ除去分離すること。)
7.油熱媒体ボイラー
  1. 個別「ボイラー運転要領書」により運転管理すること。
  2. ボイラー設定温度は初期200℃にて実施し、媒体油の設定温度150℃を基本にボイラー温度を調整設定することとする。
8.脱臭設備
  1. 個別「脱臭設備運転要領書」により運転管理すること。
9.発電設備
  1. 個別「発電機運転要領書」により運転管理すること。
10.機器点検整備
  1. 機器点検整備表に基づき、常時点検整備を実施のこと。
  2. 設備全体の清掃については、日々心がけ実施すること。
11.補足事項
  1. 本実証機は諸々の原料に対し実証する設備である。対象原料に対し事前対応検討を充分に行い処理条件・使用機器について事前検討を行うこと。
  2. 実証時点と本施設に向けた時点での相違点を、実証時点で把握し本施設に対応すること。
  3. 基本的に本施設技術は、処理技術表現より再生技術表現として認識しながら実証すること。
  4. 各実証での運転データーは個別に記録し、保存徹底を図ること。

作成:ひょうご新生環境(株) オートレム特許管理組合