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バイオエネルギーのこと

バイオエネルギーは、環境問題や脱化石燃料を考える上で重要なエネルギーです

産業革命以来エネルギー消費量は急速に増大し続け、エネルギーを大量に消費することにより私たちの生活は支えられてきましたが、その中心にあった石油をはじめとする化石燃料は近い将来枯渇するだろうといわれています。自然システムが数億年の月日をかけて作った化石燃料を、人類はわずか数世紀のうちに使い切ろうとしており、環境破壊や地球温暖化など、豊かさと繁栄の代償としてさまざまな問題と向き合わなければならなくなりました。今すぐに環境負荷を減らし、化石燃料に替わる新しいエネルギーの供給を安定させ、持続可能な循環型社会を作っていかなければ、ここで暮らしていくことさえできなくなってしまいます。私たちは未来のために何をしなければいけないのでしょうか?

バイオマスエネルギー(バイオエネルギー)とは生物体を原料にしたエネルギー資源の総称であり、バイオマスとは生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、化石資源を除いた「再生可能な生物由来の有機性資源」のことを指します。

バイオマスは太陽エネルギーなどによって成長した植物や、それを食べる動物から発生した有機物です。それゆえ“バイオエネルギーを燃焼させて発生する二酸化炭素が、植物が成長する過程において吸収する二酸化炭素の量を超えなければ、全体としての二酸化炭素の発生量は増えない”という特性を持っています。これを「カーボンニュートラル」(炭素中立)といいますが、植物を育て、バイオエネルギーを活用することで、循環サイクル全体で二酸化炭素量を調整することができます。

再生可能エネルギーとして、太陽光、風力、潮力、地熱などがあげられますが、バイオエネルギーは石油や石炭のように備蓄性があり、基本的には発電用燃料や化学原料など、化石燃料で可能なことはバイオマス燃料でも可能であるといわれいます。

廃棄物系 農林水産系 農業廃棄物 もみ殻、稲わら、麦わら、刈草など
畜産廃棄物 牛糞、豚糞、鶏糞など
林業廃棄物 林地残材、間伐材、選定枝など
漁業廃棄物 魚肉、魚油など
廃棄物 産業系 下水汚泥、食品加工残渣、木屑、刈芝など
生活系 家庭ゴミ、し尿(汚泥)、廃食用油など
最終処分場
栽培作物系 陸草系 糖質系 サトウキビ、スィートソルガムなど
でんぷん系 トウモロコシ、サツマイモなど
セルロース系 ネピアグラス、笹、ポプラなど
炭化水素系 ユーカリ、アオサンゴなど
油脂系 アブラヤシ、ジャトロファ、菜種、ヒマワリなど
水草系 淡水系 ホテイアオイ、カナダ藻、アオコなど
海洋系 マコンブ、ジャイアントケルプなど
微生物系 クロレラ、光合成細菌など