はじめに
  
  無軌道な物質文明への追及から地球温暖化による生態系の異変が起こり始め、
人類共通の課題として「持続可能な社会」を目指す取組みが真剣に行われるように
なりました。
 
 その中、1997年に京都市で開催された「第3回気候変動枠組条約締約国会議」
において決議した具体的行動目標(京都議定書)を実行する段階に入り、わが国も
低炭素社会(二酸化炭素の排出を抑えた社会システム)実現に向けて、政府主導の
下に様々な施策が行われようとしています。
 
 株式会社フジイグループは、環境整備事業者として生活に密着したし尿やごみの
収集運搬業務や、浄化槽、排水処理施設の維持管理業務に40数年取組んでまいり
ましたが、「廃棄物は資源である」という観点から、数年来、徹底した分別収集を行った
結果、最終処分である、焼却、埋立に回る廃棄物は激減し、容器包装リサイクル法に
よる分別から外れた包装ごみと動植物由来の有機性廃棄物(生ゴミ、汚泥など)のみが
未着手となりました。
 
 そこで、当社グループは、わが国の廃棄物量の7割近くを占め、化石燃料を用いて
焼却されている年間数億トンに及ぶこれら有機性廃棄物を100%再資源化してしま
おうと決意し、肥料化、飼料化等の方法模索を経て、最終的に燃料化して利活用する
ことで低炭素化社会構築に貢献していこうという方針を決めました。